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今日の朝食は“七草粥”

2025.01.07

お正月のごちそうで疲れた胃腸をいたわるためという説もありますけど(最近はこの意味合いで通じているように思いますが)、青菜類の摂取が不足しがちな時期に、しっかりと身体に取り入れるためのものであるということ、健康で長生きするために食べるという点を強調したいと思います。

いつまでも健康で長生きすること。江戸時代は、現在よりも寿命はずっと短く、どうすれば健康でいられるか、長生きするための生活とは何かなど、今よりも色々なことが分かっていない時代だったのでしょう。その中でも「健康でありたい、長生きしたい」という意味を込めて七草粥を食べたということは、それだけ当時の日本人にとって「身体に優しい」、「健康的」な食事と捉えられていたのではないでしょうか。

 

七草粥には、いわゆる「春の七草」と呼ばれる野菜や野草が入っています。含まれる栄養素や効用です。

◆芹(せり)
 ⇒ビタミンA、B群、C、鉄分
◆薺(なずな)
 ⇒ビタミンA、B群、C、カリウム、鉄、カルシウム、亜鉛
◆御形(ごぎょう)
 ⇒咳や喉の痛みを和らげる
◆繁縷(はこべら)
 ⇒たんぱく質、ミネラル
◆仏の座(ほとけのざ)
 ⇒高血圧の予防、胃腸の調子を整える
◆菘(すずな) 蕪のこと〔葉を使う〕
 ⇒食物繊維、アミラーゼ、ビタミンC、カリウム
◆蘿蔔(すずしろ) 大根のこと〔葉を使う〕
 ⇒食物繊維

だそうです。果たして「美味しいか?」と問われると「???」かなと思って食べ始めたのですが、思いのほか(失礼)美味しかったです。

 

練り切り〔祝い華〕:元日のおやつ


施設内、迎春の飾り付けを残しています。玄関ホールには「お鏡と和凧」、各階のエレベーターホールには、それぞれ趣向を凝らして“正月らしさ”を楽しんでもらうようにしています。

 

 

1月7日(火)10時現在の気温9℃、見事な青空ですが寒いです。

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