“自分のことは自分でやりたい”
誰もが願っていることだと思います。しかし、産まれたばかりの赤ちゃんは自分で着替えることはできませんし、歩くこともまだまだ困難です。少し大きくなって小学生になっても何でも自分のことを自分でできるわけではありません。親や兄弟・地域や学校が、赤ちゃんにできないことにはそっと手を差し伸べ、小学生にとってまだ難しいことは優しく教えてくれるのです。それが育児であり、教育だと思います。
私たちがお世話をさせていただくゲストも「自分のことは自分でやりたい」と思っています。しかし、何らかの都合で自分だけではできなくなってしまった方々です。何らかの都合とは、病気や障害であったり老化であったり、場合によっては認知症が原因になっているのかも知れません。赤ちゃんや小学生が大人と同じことができないからといって誰も「自立していない」と責めたりはしません。私たちはゲストが何らかの都合によって大人と同じことができないことを「自立できていない、がんばらなくっちゃ」と追い立てないで、わからないこと・忘れてしまったことについては優しく教えて導いて、できないこと難しいことにはさりげなく手を貸して、自分とゲストが一体となって自立しているように感じる(ちょうど、赤ちゃんと母親の関係、小学生と先生の関係のように)状況を作っていくことが介護だと考えています。
私たちは「介護」を通して、仕事への誇りとこだわりを伝えます
個人が人間としての尊厳を持って、家庭や地域の中でその人らしい自立した生活が送れるように支える。
それが鶯園ロングステージの理念です。
- 私たちはサービスを提供している方をお客様と考え尊敬の念をもって接します。
- 私たちはロングステージの組織の一員として全体で動いていることを理解し、責任を持って行動します。
ゲストに心地よく過ごしていただくために
- ゲストとの関わりの中でいつも笑顔でいます。
- 元気で明るく快活でいます。
- 安全を確保します。
- 受容、共感します。
- ゲストの自己決定を尊重します。
- プライバシーを確保します。
- 声なき声にも耳を傾けます。
- ゲストへの提案、投げかけを大切にします。
- 御家族との関係を大切にします。
- 苦情、クレームは素直に受け止め謝罪し、職員全員で考え今後に活かします。
- 職員間の報連相を確実に行います。
専門職として自分を磨くために
- 知識を深め技術の向上に努めます。
- まず、自分で考えるということ大事にします。
- 自分の行動を振り返り確認します。
どなたにも好感を持っていただくために
- みだしなみに注意します。
- はきはきとあいさつをします。
- 言葉遣いに気をつけます。
- 誠意を持って対応します。
職員全体で気持ちよく働くために (より大きな成果を生み出すために)
- 職員間の報連相を必ず行います。
- 他部署の仕事内容に関心を持ちます。
- 職員間の言葉遣いに注意します。
- 指摘されたら素直に受け止めます。
- 気づいたことは責任を持って対応します。
地域に根ざした施設となるために
- 風通しを良くします。
- 交流を図ります。
- 信頼関係を大切にします。